10ヶ月

あの日から10ヶ月
街の様子はすっかり元通り。
我が家も以前の生活となんなら変わらず、元通り豊かな日常をすぐすことが出来ている。
まるで、あの日というのははるか昔の夢でしかないかのように。

時が過ぎて、あの震災は1000年以上前に起きた貞観地震以来だから、しばらくはあんな災害はもうないだろうみたいな意見も聞かれるようになった。
そんな見解の根拠として記録として初めて人の目に触れたのが、前述の「3代実録の869年の定観、そして次に出てきたのが1611年の慶長津波だから、その間800年近い開があることになる。貞観津波での死者の記録が1000名、慶長津波の死者は1783名というから、当時の人口からみると、今回の犠牲者の数字とも近い数値となることであろう。
そして、導かれた結論とは、宮城県沖地震は今回の大震災で消えてなくなったのだから、次はあと1000年くらいは庫内であろうということである・。

あんな、災害は二度と来て欲しくないのは全ての人々の気持ちであるのだが、本当に800年もの間同様の災害がなかったと断言できるのだろうか。これまでも無責任な地震予想がはびこっていただけに、こと自然災害については、どんな預言者の話しも信用できるものでないことだけは確かなことである。

なにより言えることは、冒頭私を含めて生活が昔と変わらずに物質的に恵まれているなどと言いいきれるのは、ごくごく恵まれた地域の人間であり、私のところでも2kmも先に進もうなら未だに電柱は曲がったままで、地面には亀裂が走っている光景を目にすることができるし、自分の家もなくして喰うに事欠いている知人が相当数いるのが実態なのである。

あれから10ヶ月がすぎ、今日は6cmの積雪があった。明日はこの冬一番の寒さがくるとのこと。
正月気分も終わると再び辛い現実が始まる気配がするこの頃である。
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by 2007sks | 2012-01-12 00:33 | 博物館
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